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自信がある人は自信に満ち溢れている

自分は自信がない。 自信がなさすぎて気にしすぎる性格をしているし、自信がなさすぎていつも胃の調子が悪い。

自信がある人は自信があるからこそ自信がある人足り得るのだと思う。 表情や、ファッションや、言動や、立ち振る舞いに自信というのが漏れ出しているような人がいる。

学生時代もそうだった。

あ〜こういう人になりたい

こう思わせられた人は自信があるように思えた。とかく自信がある理由はなんでもいい。自分の中で納得して腑に落ちていればいい。 なんか自信があるという人もいれば、自分のようにあらゆることが完璧でないと自信を持てないという人もいる。 ただ自信があるという確信があればそれは魅力になるんだと思う。

とはいえ、中途半端な状態で自信を持ちたくないなとも思ったりして。いろんな経験を20代のうちにして、人から尊敬されるような実績も作って、30代くらいで自信を付けれればいいなと思う。第一印象は魅力的に思われることはできても、長く時間を共にしたり、仕事で一緒になった時に影で幻滅されたくはない。それこそ自分のような完璧主義の人間には最も自信を打ち砕かれる要因になる。

先日髪を切った。

日本一予約が取れない美容師を予約して切ってもらった。予約するにはインスタグラムのストーリーで予約解放の情報を事前にゲットし、その解放時刻から1分が経過するまでに予約を完了させなければならない。そうやって向こう1ヶ月の予約が全て埋まる。とんでもない美容師だ。 なぜそんなに人気なのかというと、カットの技術はさることながら、ヘアスタイルの日本一を決める大会で3連覇。何よりプロフェッショナルに出演したということが要因が大きい。メディアに取り上げられるとやはり興味をそそられる。

そんな美容師にカットをしてもらって体感したのがやはり自信だった。漏れ出していた。身に纏っていた。とても魅力的であった。 正直髪型とかどうでもよくて、その人と1対1の時間を作れたという体験の方が圧倒的に価値があったように思えた。

何をしていてもかっこいい。歩くだけで、指示を出すだけで、声を出すだけで、なぜか魅力がある。

そこで感じたのは、自信がある人には嘘やたぶんがないということだった。 発言、言動が全て自分の実体験から話されているのだと思った。本で誰かが書いていた言葉を発しているのではない。世間の常識を正当化するように吐き捨てているわけでもない。20代で経験してきた時に得た自分なりの答えを試行錯誤して出した考えを元に自分の言葉として紡ぐ。出した言葉の裏には見えない説得力として努力の山が積み上がっているような気がした。

こういう大人になりたいと久しぶりに思えた。

学生時代の中身のない他者への憧れとは全く違う、内面から溢れ出るエネルギーに感動したのは人生でも初めてだったかもしれない。 それくらい興奮した瞬間だった。

自分は自信がないからこそ、まずは既存のコミュニティに裸足で立ち向かっていかないといけない。鍛えた武器で実績を出して、寄っていく人生から寄られる人生になっていかないといけない。寄られる頃には自分にも自信が満ち溢れているんだろうなと将来像をあのプロフェッショナル美容師に定めることにした。

最高を体験するのはとてもいいことだ。 最高とそこそこの違いがなんとなくわかるようになる。無駄なものには手をつけなくなる。今回最高の美容師を体験したのもそれが理由だったりした。 思わぬ成果もあったが、最高を知っておいて損はないなと改めて思った。最高には最高を目指す人たちが集まる。とてもいい環境だ。

最高の職場、最高の景色、あらゆる最高の何かをできる限り早く体験していきたいと思う。

どこかの最高になれば隣の最高に近づきやすくなる。最高はさらなる最高を目指して最高同士でつながり始める。 世間は狭い。似た者同士。

今までのつまらない人生が少しだけ面白くなり始めた気がした。