In Out In

主にAndroidの技術のはなし

1日の長さはおれが決める

フィレンツェを少しと、知り合った女性に勧められてピサの斜塔を目指す

4日目

夜20時には超絶眠くなり、朝4時半には目が覚める。 というのも日本時間にすると8時間進んでいるので夜中に寝て昼頃起きていることになる。お腹が空くのも地味にバラバラ。これをイタリアの時間に調節しようとすればするほど日本に帰ってから辛くなるのだろう。これが時差ボケというやつ。自分は今まで旅行するまでは単純に飛行機に乗っている時間が長いからボケるんだろうと思ってたけどもっと大きい話だったようだ。これは確かにきつい。だから出来るだけ日本時間からずれすぎないようにしている。まあ帰国してからも休みだから良いんだけどね。 朝食はホテルで食べて早々とホテルを後にした。どこもかしこもメニューは一緒だが、サラミとクロワッサンが超絶うまい。あとヨーグルトとフルーツはどこも味が変わらないからありがたい。 昼からはピサに向かおうと思っていたから、朝からフィレンツェの歩いていないところを歩いた。ウフィツィ美術館前やバーバリ庭園のあたり。少し外れを歩くと人も少なくなるしATMも増えてきて物価もそれなりに通常になる。オフィスが見えてくるのも特徴だったり、車の止め方が雑になる。 5€で買える有名なパニーニ屋さんにも寄った。確かに旨し。 とはいえもう歩きすぎて足がボロボロで筋肉痛だ。寝るだけじゃ治らん。スマホの万歩計を見ると毎日2万歩歩いているようでビビる。

初めて自分で切符を買った。刻印も忘れずに行う。 ピサに降り立つと案外治安が悪そうだなと感じた。観光地じゃない分生活が見えておれはわりとこっちの方が好きなのだが、一人で出歩くのはちと危険だろう。 斜塔に着くとまじで傾いていてびっくりした。思ったより傾いてて本当に倒れないの?と不安になるレベル。 ドゥォーモはどこも相変わらず綺麗。こんな都市都市にどうしてこんな大きい物を3つずつも作るんだろう。最初は不思議だったが、回るたびに少しわかってきたことがある。おそらくそれは都市ごとに戦っていた歴史があるということ。このドゥォーモをどれくらい壮大では華厳なものを作れるかでキリストへの信仰の大きさや都市としての力を誇示する狙いがあったのだろう。

イタリアのトイレはどこも有料で汚い。ビーグルをよく目にして最高。ゴミ箱が至るところにあるがゴミは落ちている。ホテルの近くに日本料理屋さんがあったけど今度入ってみよう。(急な感想メモを貼っておく)

ピサの斜塔登ってきた。荷物を預けないといけないことを並んで知って慌てて預けて中に入った。階段を登るときの横への重力を感じであ、本当に傾いてるんやなと実感した。 上からの景色はフィレンツェのドゥォーモと似ていて、ピサも赤煉瓦屋根。少し先に丘が見えてそこまで大きい都市ではないことを感じさせる。とはいえ一つの明かりには人生があり、息がある。車も走っている。たくさんの刹那がそこにはあった。 すれ違い人でたまにものすごく良い匂いがする人がいる。香水がマナーだと言わんばかりの匂いがくる。おれも真似してみようと思う。 今日はわりと時間があって母親と電話したり次のヴェネツィアの日程を考えたりした。こうやって仕事をせずに生きていると1日って長いなぁとか、出来ることたくさんあるなと考えさせられる。丸一日仕事するのももちろん良いが、15分でも良い、時間を区切って新しいことを、新しい景色を、新しい出会いを織り込んでいくと良いのかもしれない。そういう経験は1日を充実したものにしてくれるし、頭に入る情報がずっと多いから長いと感じるのだろうと思う。貯金も大事だが、こうやって時間を見つけては海外に出て見たことのないものを見るのも悪くない。何が悪くないかというと、自分が狭い世界で生きていて、自分とは違う価値観の世界があると思い知らされる。日頃の生活が決して当たり前ではないことを思い出させてくれる。日々への感謝を思い出して、頭の中をスッキリさせて、またやりたいことを新しい世界から見つけていく旅に出よう。

ピサからの帰りの電車でこれを書いているけど、もう夜はなにもする気が起きないくらい疲れているのでもう大したイベントはないだろう。

そういえば案外お腹を壊してない。LEVISSIMAという軟水に助けられている。ありがとうLEVISIMMA。